折込チラシのキャッチで時々みかけますが、エリアマーケティングのことです。
A市ではXという商品がよく売れるのに、B市ではYの方がよく売れる。
などのように、地域によって消費動向に違いがあることがあり、市場をエリアに区分し、エリアごとに商品ラインアップやパブリシティを変えるマーケティング手法です。
行政区分でエリア分けをすることが多いのですが、必ずしも適正な区分の仕方とはいえない場合もあり、実態に合わせたエリア分けが必要です。
エリアマーケティングの考え方が成立する要因、逆にいうと、何故、地域によって消費動向が異なるのか?
について考えてみると、ひとつは地域に根付いている風習や文化といった面があります。
日本は、140年前の明治維新によって大きな社会的変化を迎えたのですが、それまでの260年間は○○藩というエリアに完全に区分された社会でした。
藩境を越えると、何もかもが違う世界が現実にありました。藩ごとに独自の産業や文化が成長し、人々の暮らしに大きな影響を与えてきました。
そのような行政区分が無くなった現代も、人づてに伝わってきた風習や価値観などは、エリアごとに今も生き続けています。
このようなことは、アメリカなどには見られず、エリアマーケティングの発想は日本生まれであるといわれる所以です。
一方、北海道には、松前藩があった函館周辺を除き、歴史の影響によるこのような特性は無いのですが、開拓の為に日本各地から人が集まり、山口・富山・奈良・宮城などの地域文化がそのまま移植され、やはり、日本各地で見られる地域性の違いが見られることも現実です。
歴史や文化などの面以外では、年齢構成や職業によって生まれる地域差があります。
エリアマーケティングを考える上では、これが一番大きい要素かも知れません。
ただし、A市はB市と同じ特性を持っているから、同じ戦略が成功する!
などの図式は成り立たず、正確なデータ分析からマーケティングを考える必要があるように思います。
参考 ⇒ 商圏分析とエリアマーケティング
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