ある酒屋さんはお得意さんを100軒持っています。
1軒あたりの毎月の売上は1万円・・・・・つまりこの酒屋さんはひと月に100万円の売上があります。
このうち、半分が掛売りです。
掛売りとは、お客さんがつけで買っていくわけです。
つけで買うお客さんのうち10軒は翌月の支払いです。
仕入れたお酒の支払いは月末に行っています。
100万円の売上の分の仕入額は70万円です。
さて、この酒屋さんのキャッシュフロー計算書はどのようになるでしょう?
最初の月は、90万円−70万円=20万円のプラスです。
次の月は、100万円−70万円=30万円のプラスとなります。
この例は損益計算書では
最初の月は、100万円−70万円=30万円のプラスです。
次の月は、100万円−70万円=30万円のプラスとなります。
では、翌月払いのお得意さんが急に30軒増えてしまったら・・・・・
損益計算書では
100万円−70万円=30万円で変わりません。
ところが
キャッシュフロー計算書では
70万円−70万円=0
となります。
損益計算書には使うことの出来ない、将来入ってくるお金が含まれています。キャッシュフロー計算は、現在のお金の量を計算するので、キャッシュフローによって経営判断をする考え方が主流となっているわけです。
黒字倒産という事例があります。
儲かっているのに会社が倒産してしまう。
儲かっているというのは、損益計算書から出てくる判断です。
ところが、キャッシュフロー計算をすると、マイナスに転じていることがあり、資金繰りが立たず倒産してしまうことがあるのです。
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